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バーナードの組織の3要素

2024 1/10
ノウハウ 2軸展開3点思考法 3点思考法
構成要素
2024年1月10日
米国経営学者のチェスター・バーナードが提唱した組織が成立するために必要な3つの条件
目次

バーナードの組織の3要素とは

組織の3要素は、米国経営学者のチェスター・バーナード氏が1938年に著書「経営者の役割」の中で提唱された。組織が成立するための必要条件としてコミュニケーション、貢献意欲、共通目的の3つの要素が必要不可欠であり、どれか一つでも欠けている場合は、組織は不完全であり機能しなくなると定義づけた。

バーナードの組織の3要素

また、公式組織の存続条件を2つ挙げている。有効性と能率である。有効性は共通目的の達成度であり、能率は個人目的の満足度である。組織存続のためには、共通目的を達成し、公式組織に活動を提供する個人の満足度を充たすことで貢献意欲を高めることが必要であるとされる。

組織とは

バーナード氏は初めて組織を定義したと言われる。人間の集まりと相互作用から組織を捉え、2人以上の人びとの意識的に調整された活動や諸力のシステムとした。これを公式組織と呼んだ。

バーナード氏は、管理者の役割はこの公式組織を維持することであるとした。公式組織は共通目的を持つことで自律性があるため、管理者が全てをコントロールすることはできない。したがって、管理者がやるべきことは公式組織を維持することであるとした。

コミュニケーション

1つ目の組織成立要素は、コミュニケーションである。組織を構成する個人と個人、個人とチームなどの相互作用として、コミュニケーションは重要である。コミュニケーションが活性化することで、組織に対する貢献意欲と協働意欲が高まり、友好な関係が構築される。

また、組織が拡大すると、単位組織から複合組織への組織が大規模化する。組織が大規模化すると、コミュニケーションやリーダーシップは発揮できにくくなるため、単位組織は分割される。コミュニケーションが阻害されるようになってきたタイミングが、チーム編成を変更する機会であると言える。

貢献意欲

2つ目の組織成立要素は、貢献意欲である。バーナード氏が提供する組織概念は、組織を単なる人の集まりであるとは捉えていないことが注目される。公式組織に活動を提供する貢献者は、管理職や社員だけではなく、投資家、顧客、サプライヤーも含まれる。

ここに3要素が同時にそろう必要性があると言える。公式組織は、共通目的を持った意識的に調整された活動システムと定義されているため、目的達成に向けて参加メンバーである貢献者は自律的に能動的に活動を行う意欲を持つことが必要となる。

共通目的

最後の組織成立要素が、共通目的である。公式組織は、独自の共通目的を持つことで自律性と全体性を得ることができるとしている。

組織が大規模化し複合組織に拡大すると、共通目的達成に向けて求心力が働き、管理職を設置した管理組織がつくられる。共通目的によって、個々の活動がバラバラに行われるのではなく、目的達成に向けて意識的に調整される役割を担う。

組織の3要素を生かした組織戦略の推進と注意点

これまで見てきた通り、組織成立の3要素は、どの要素が欠如しても成り立たない要件であり、現代の経営戦略や組織戦略においても非常に示唆がある。

最後に、実際のビジネス現場においてバーナードの組織の3要素を踏まえた組織戦略について考える。

非公式組織としての個人(=社員)の位置づけ

バーナード氏は、公式組織の構成要素は、個人ではなく、個人が提供する活動であるとしている。すなわち、個人は非公式組織とされ、意図されたものではなく、共通目的を持たないとされる。

従って、非公式組織である個人が、公式組織への貢献意欲を高め、有機的にコミュニケーションをとり協働するためには、共通目的が重要になる。

個人の活動目的を実現するために、協働システムとしての組織が必要となる。個人ひとりでは目的が達成できないからである。こうした相互依存関係がおき、共通目的に共感できる関係ができると貢献意欲をもち、コミュニケーションや協働が活性化する。

例えば、お客様に対する今までにない製品やサービスによって、より良い生活スタイルづくりに貢献する目的に対して個人としての社員が共感し、カスタマーサクセス業務によって組織貢献を行うことが挙げられる。結果、社員は顧客対応力だけでなく、マーケティング能力を研鑽することができ、自身のキャリアアップと年収向上を実現することができる。

個人の目的と組織の共通目的が同じ方向を向いている時、組織の成果は向上する。

コミュニケーションの重要性

組織成立の3要素のうち、組織をより活性化するための要件としてはコミュニケーションが重要である。共通目的と貢献意欲も重要ではあるが、特に組織が大きくなるにつれ、社員同士のコミュニケーションは希薄になる。

コミュニケーションが希薄になると、情報共有の頻度や対話の時間が減り、協働意識も薄れていく。この悪循環が生まれると、メンバーに対する信頼感も薄れ、協働で目標達成しようとする意欲が低下する。

コミュニケーションが機能して有効に運用されている状態を確認する。

組織活性化のセルフチェックポイント

MVVが浸透している

MVVとは、Mission(ミッション)、Vision(ビジョン)、Value(バリュー)のことで、ミッションとは企業の使命や存在意義、ビジョンは企業が目指す姿・中長期目標、バリューはビジョン実現に向けた行動指針のことである。

日々の業務の中では、なかなかMVVを行動で体現している企業は少ないかもしれない。したがって、小さな組織へ分解し、各チームの管理者への浸透に注力することが重要である。MVV伝道者として小さな組織の3要素を機能させることが必要である。

ミーティングが活性化している

会議とミーティングの定義の違いを意識しているビジネスパーソンはどの程度いるだろうか。会議は、意思決定の場、ミーティングは話し合いの場である。

したがって、会議は意思決定の対象と内容が明確であることが重要であり、ミーティングは適切に目的が設定されていることが重要になる。企業によって異なるが、日常業務の中でミーティングに割かれている時間は非常に多く、全体の業務時間のうち10%程度割かれていることも散見される。

このミーティングが活性化していることは、コミュニケーションが機能している状態と言える。適切な目的が設定され、参加者が建設的な意見を出し合い、次の行動につながる成果が生み出されているミーティングがどの程度あるか、是非セルフチェックしてもらいたい。

業績評価のフィードバックが運用されている

業績評価制度を導入している企業は多い。目標管理制度としてMBOやOKRなど、いくつかの手法がある。こうした業績評価制度の運用において、最も重要な要素がフィードバックである。

もちろん目標設定のやり方と水準、システムを含めた運用方法なども論点ではあるが、上司から部下に対して適切なフィードバックが行われることは、組織活性化と部下のモチベーション向上には不可欠な要素である。コミュニケーションの重要性の中でも、非常に重要なイベントであり、業績評価のフィードバックを疎かにしている企業や組織においては、組織の活性化は起きない。

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